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目的

改革期にある北海道教育大学教職大学院がめざすもの
 
 北海道教育大学教職大学院は、本年度(平成30年度)に11周年目に入りました。昨年度(平成29年度)、創設10周年を迎えた本院は、4月に新たに函館校に設置し、札幌、旭川、釧路の各校に函館を加えた4校新体制で発進しました。昨年7月には北海道教育大学教職大学院セミナー(大学主催)、同年10月には創設10周年記念式典(教職大学院主催)を開催しました。こうした行事と共に、教員養成評価機構による認証評価を受け、教職大学院としての充分な資格を有していると認定されました。
 本院の入学者総数は本年度までに451名(札幌220、旭川125、釧路96、函館10)、昨年度までの修了者総数は、実に360名(札幌182、旭川101、釧路77)に及びます。修了生は、諸校種の校長や教頭といった学校のリーダー、北海道教育委員会や各地域の教育委員会の指導主事、あるいは、各学校でのミドルリーダーとして活躍しています。加えて、新人教員は学校のホープとして期待されています。
 本院では、講義やゼミにおいて、大学院生が自身の抱えた問題、経験や事例を持ち寄り、仲間と議論し、それらを対象化して論理的な検証に基づき省察し、理論と実践の往還の中で解決への道を探ります。こうした教育研究活動を通して、院生は、授業実践力、学級・学校経営力、生徒指導力、教育相談力、協働遂行力、地域教育連携力を身につけ、学校現場に生起する問題を解決する資質・能力を培います。修了生の上述したような活躍は、10年間の地道で弛まぬ本院の教育研究活動から培われたものと自負しています。
 さて現在、教員養成系大学院では、全国的に、その主軸を修士課程から教職大学院に移行すべく、急速に大学院改革が進められています。すなわち、研究に偏りがちであった修士課程を、今日的教育課題に迅速に対応しうる実践的研究を推進する教職大学院に一本化しています。こうした情勢の中で、本学教職大学院も時代の要請と将来の教育を展望した教育改革に取り組んでいます。特に現在、いじめや自殺、虐待などが多発する社会状況に鑑み、本院では、「命の教育プロジェクト」を展開し、児童生徒、若者や自尊感情や他者存在の意義を実感できる教育環境の構築に取り組んでいます。加えて世界最新の視点・音声追尾型双方向遠隔授業システムを導入して、4キャンパスを結んだ「Active e-Learning」を展開し、遠隔地同士でも地域性を活かしてリアルタイムで学び合うICT・協働学習も推進しています。
 本学大学院改革では、将来と時代のニーズを見据えた教育課程の構築、附属学校との教育実践研究推進、教育委員会や諸学校とのさらなる連携強化を図るための方策を検討しています。本院でも、2020年度に向けてのコース再編や2022年度からの抜本的な大学院改革に取り組んでいるところです。こうした改革期にある本院は、広大な北海道の地域的特色や実態を捉えて、地域社会の教育力の向上に貢献しうる人材育成を図る教育研究と実践に邁進しています。
 最後になりますが、2018年は、北海道命名150年に当たります。名付け親である松浦武四郎の精神を未来に引き継いで、自由で豊かな共生社会を築くために本院も貢献したいと思います。



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